- 研究開発
- 2020.11.08
絶縁粉体/絶縁電着設計技術
様々な用途の部品へ塗膜で絶縁機能を付与できる技術で、スマート化社会への貢献が期待されています。
#資源と汚染
#生活水準の向上
#製品化済
#工業用塗料


絶縁粉体/絶縁電着設計技術とは
絶縁機能には塗り残しや欠損のない塗膜形成が重要です。絶縁粉体塗料は被塗物の予熱で粉が溶融し、平滑で厚い塗膜と高いエッジカバー性から優れた絶縁性を有します。また絶縁電着塗料は複雑形状の被塗物にも均一にコーティングが可能であり、高いエッジカバー技術と共に絶縁性を付与します。

どのような技術か?
絶縁粉体塗料の微粒化生産技術と溶融初期の低粘性制御および予熱塗装方式採用により、超厚膜領域においても気泡を抑制しました。また溶融後の硬化反応速度制御により平滑性とエッジカバー性を両立した絶縁粉体を設計しています。
絶縁電着塗料は剛直で耐熱性が高いエポキシ、ポリアミドイミド系樹脂の合成技術とその電着塗料化により、均一薄膜かつ高いエッジカバー性を実現しました。

社会課題解決への貢献
二酸化炭素排出抑制から、ハイブリッド車や電気自動車の普及が進みバッテリーや電装部材の小型化や高出力化のニーズが高まっています。それらのニーズに合う色々な塗料種を適用することで今後のスマート社会へ貢献していきます。またVOC排出抑制に効果のある粉体塗料により、環境負荷低減にも貢献いたします。